汪樋川

歴史自然

那覇の中心部、県庁近くに琉球で第二に美味しい水とされていた水脈が汪樋川（おうひーじゃー）という。

学術的詳細: 琉球王の尚貞のために中国から来た冊封使が当時、首里城の龍樋の次に美味しい水と称えた湧水が汪樋川（おうひーじゃー）である。こういった泉のまわりで人々の生活が営まれ、産水や死水、みそぎの水など習慣や儀式に利用されていった。2000年頃から水脈が途切れ、その水脈を利用してつくられたせせらぎ通りからも水音が途切れた。せせらぎ通りは1987年に県、那覇市、通り会の三者によりつくられ、1989年には建設省の「手作り郷土ふるさと賞」を受賞している。