泊港および周辺の旧跡
歴史
琉球王国の中心であった浦添や首里と陸続きの泊港は、安里川の河口に位置した陸路・水路とも交通の便が良かったため、13~14世紀にかけ宮古・八重山・奄美大島などの船も出入りし、賑わいを見せた港であった。
基本情報
- フリガナ
- トマリコウオヨビシュウヘンノキュウセキ
- 所在地
- 900-0016 沖縄県那覇市前島3-25-1 付近泊緑地公園内
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- とまりん有料駐車場あり
- アクセス
- 美栄橋駅から徒歩約10分、泊高橋バス停から徒歩約2分
付随情報
- 学術的詳細
- 琉球王国の中心であった浦添や首里と陸続きの泊港は、安里川の河口に位置した陸路・水路とも交通の便が良かったため、13~14世紀にかけ宮古・八重山・奄美大島などの船も出入りし、賑わいを見せた港であった。当時泊には、諸島の事務を取り扱う「泊御殿」や、貢物を収納する「大島倉」が置かれていた。しかし、その後の海外交易の発展にともない、那覇港が王国の表玄関として整備されたことにより、泊港の機能も那覇に移っていった。
19世紀以降、イギリス・フランス・アメリカ・ロシアなど欧米諸国の艦船が来航するようになると、薩摩藩の在番奉行所など主要施設が集中する那覇へは入港させず、泊港沖を投錨地とした。これにより泊港は外国人の上陸地となっていった。
現在泊港付近には、フランス人宣教師滞在地、外人墓地、ペリー提督上陸地など欧米諸国との交流を示す史跡が残っている。