七つ墓(ナナチバーカー)
歴史
子どもの為にアメを買う幽霊の伝説が残る岩山
基本情報
- フリガナ
- ナナツバカ(ナナチバーカー)
- 所在地
- 900-0013 沖縄県那覇市牧志1-4-8 付近
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- ゆいレール美栄駅下車徒歩約5分
付随情報
- 学術的詳細
- 美栄橋駅のすぐ近くに幽霊伝説と地名の由来となった岩山が現存する。
この岩山には七つの墓が並んであったことから、「七つ墓」と呼ばれている。昔、この岩山近くのお店に子供のお菓子を買う女性がたびたび現れた。その女性が置いていくお金が翌日には紙(紙銭(カビジン))に変わるので、不思議に思った店の主人が、ある日女性の後をつけていくと、墓の中に入っていった。墓の中を覗いてみると、驚いたことに死んだ母親の側で赤ん坊がアメをしゃぶっていたという。子供を思う母親の気持ちが現れた幽霊話である。
また、かつての美栄橋から崇元寺橋の間の通りは「十貫瀬の前(ジックヮンジヌメー)」といわれた。これは岩の上に十貫の銭を置き忘れたが、五~六年後、戻ってみると元の通り岩の上に残っていたので、この岩を「十貫瀬」と呼ぶようになったという。七つ墓の岩山の一部が十貫瀬といわれている。
なお、中国皇帝の使者冊封使の記録には、この岩山を「七星山(しちせいざん)」と記している - 情報引用元
- 那覇市歴史博物館