安谷川
史跡
王府時代、中頭(なかがみ)・国頭(くにがみ)への道は、龍潭(りゅうたん)の北側松崎馬場跡から安谷川嶽(アダニガータキ)前を通り、儀保大道(ジーブウフミチ)に続き、浦添番所に通じていた。安谷川は、その坂の途中にある。
基本情報
- フリガナ
- アダニガー
- 所在地
- 903-0823 沖縄県那覇市首里大中町1-61-2 付近
- 電話番号
- 098-917-3501 那覇市文化財課
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- 桃原バス停より徒歩6分
付随情報
- 学術的詳細
- 文化財(市指定史跡)指定年月日:昭和53年11月14日
王府時代、島尻(しまじり)、中頭(なかがみ)、国頭(くにがみ)へ宿道(しゅくみち※現在の国道)が通り、番所と番所を結んでいた。中頭・国頭への道は、龍潭(りゅうたん)の北側松崎馬場跡から安谷川嶽(アダニガータキ)前を通り、儀保大道(ジーブウフミチ)に続き、浦添番所に通じていた。安谷川はその坂の途中にある。石畳の階段を下りていくと、長方形のカーヌナー(井戸前の広場)があった。今はコンクリートに覆われているが、その下には石敷きが残っている。
カー(井戸)は堀り込み形で深さが1mほどあり、石積はあいかた積みになっている。屋根と緑は危険防止のためつけ加えられたとおもわれる。カー(井戸)の排水は、窪地のため向い側の暗渠(あんきょ)を通して、40mほど離れた川に流れるようにしてある。15世紀中ごろの古謡『屋良くわいにや』にも歌われているので、古い時代からこのカー(井戸)のあったことがわかる。 - 情報引用元
- 那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会