園比屋武御嶽
史跡歴史
首里城観会門(しゅりじょうかんかいもん)と守礼門(しゅれいもん)の中間の道沿いにある、琉球王府の御嶽です。御嶽は「社(やしろ)」を意味します。
基本情報
- フリガナ
- ソノヒャンウタキ
- 所在地
- 903-0816 沖縄県那覇市首里真和志町1-7 付近首里城公園内
- 電話番号
- 098-886-2020 沖縄美ら島財団首里城公園管理部
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- 有料駐車場あり
- アクセス
- 那覇空港から「ゆいレール」に乗車。首里駅にて下車。徒歩10分。市内線(1、17)番、市外線46番に乗車し、首里城公園入口バス停にて下車、徒歩約5分で守礼門に到着。
首里城下町線8番に乗車し、首里城前にて下車、徒歩1分で守礼門前に到着。
市内線9番・市外線25番に乗車し、山川バス停にて下車、徒歩約15分で守礼門に到着。
付随情報
- 学術的詳細
- 文化財(県指定史跡)指定年月日:昭和30年11月29日
首里城観会門(しゅりじょうかんかいもん)と守礼門(しゅれいもん)の中間の道沿いにある琉球王府の御嶽。御嶽は「社(やしろ)」を意味する。正面の石門は拝殿(はいでん)の役目をし、石門の奥の森全体が御神体(ごしんたい)になっている。この形式は、本殿と拝殿のある現在の神社形式になる前の古い形式である。石門正面の扁額(へんがく)には「首里の王おきやかもいかなし(尚真(しょうしん)王の神号)の御代にたて申候正徳(もうしそうろうしょうとく)十四年己卯(つちのとう)(1519)十一月二十八日」と刻まれ、創建の年を伝えている。
石門は八重山竹富島の西塘(にしとう)の作といわれ、唐破風(からはふ)の板葺(いたぶき)屋根の形を表わし、軒は垂木形(たるきかた)に彫り出し、内妻(うちづま)に懸魚(けぎょ)、大棟(おおむね)に唐草文を彫り出し、棟(むね)の中央に火焔宝珠(かえんほうじゅ)、両端に鬼瓦をのせ、さらに鴟尾(しび)を飾り、日本と中国の両様式を取り入れた琉球独特の石造建築である。1933(昭和8)年国宝指定、1945(昭和20)年の沖縄戦で大破、その後石門内の森も削られて姿を変えている。1957(昭和32)年トラバーチン石で復元されましたが、1978(昭和53)年に亀裂が生じたので1982(昭和57)年解体し、昔どおりに琉球石灰岩を使い、古材はもとの位置に再使用するなどの方針で修理着工し、1986(昭和61)年3月完成した。 - 情報引用元
- 那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会