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崎樋川貝塚

史跡歴史

天久台地の北端、東シナ海に面する崖の斜面およびその下にある貝塚で、貝塚に隣接して安謝の葬儀場がある。貝塚は2つの時期に分けられ、約3000年前の縄文時代の貝塚(崎樋川貝塚A)と、1500年位前の貝塚(崎樋川貝塚B)になる。

基本情報

フリガナ
サチヒージャーカイズカ
所在地
900-0005 沖縄県那覇市天久1192 付近天久の丘陵西側崖下
電話番号
098-917-3501 那覇市文化財課
営業時間
特になし
休日
特になし
料金
無料
駐車場
なし
アクセス
安謝交差点より車で約5分

付随情報

学術的詳細
文化財(県指定史跡)指定年月日:昭和31年10月19日
天久台地の北端、東シナ海に面する崖の斜面およびその下にある貝塚で、貝塚に隣接して安謝の葬儀場がある。貝塚は2つの時期に分けられ、約3000年前の縄文時代の貝塚(崎樋川貝塚A)と、1500年位前の貝塚(崎樋川貝塚B)になる。貝塚Aでは1932(昭和7)年に京都大学の島田貞彦(しまださだひこ)が発掘調査を行い、当時の人々が使用した土器や石器、貝で作った道具や装飾品、猪の骨で作った錐(きり)や針、垂飾品(たれかざりひん)などが出土している。なかでも蝶形(ちょうけい)骨器と呼ばれる装飾品は有名。
当時の人々は海で魚や貝を採って食料にしていたようで、貝塚からは沢山の魚骨や貝がらが出土している。また、崎樋川犬と呼ばれている小型の犬も飼われていたようで、その骨も貝塚から出土している。貝塚Bからも土器や貝でつくった網のおもり、皿、匙(さじ)、腕輪などが出土している。貝塚の近くには崎樋川と呼ばれている水量豊富の泉があり海岸も目の前で、当時の人々にとって快適な生活環境だったと思われる。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会