末吉宮磴道
史跡歴史神社仏閣
末吉宮境内にある石造階段で、築造は本殿と同じ尚泰久(しょうたいきゅう)王代(1445~60年)の1456年ごろと推定される。末吉宮は、本殿・拝殿・祭場からなり、本殿の建つ岩盤と祭場側の低い岩盤との間の下方に石造単拱橋(アーチが1つの橋)を架け、石垣の上にさらに石を積み上げて両岩盤を結びつけた所に拝殿が建っていた(拝殿は明治末期に倒壊)。
基本情報
- フリガナ
- スエヨシグウトウドウ
- 所在地
- 903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町1末吉公園内
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり
- アクセス
- モノレール市立病院前駅より徒歩6分。末吉公園内を徒歩4分。
付随情報
- 学術的詳細
- 文化財(県指定建造物)指定年月日:昭和31年2月22日
末吉宮境内にある石造階段で、築造は本殿と同じ尚泰久(しょうたいきゅう)王代(1445~60年)の1456年ごろと推定される。末吉宮は、本殿・拝殿・祭場からなり、本殿の建つ岩盤と祭場側の低い岩盤との間の下方に石造単拱橋(アーチが1つの橋)を架け、石垣の上にさらに石を積み上げて両岩盤を結びつけた所に拝殿が建っていた(拝殿は明治末期に倒壊)。参道を登りつめた所から磴道になるが、祭場広場までは踏面に勾配のついた8段の階段、祭場広場から拝殿までは折り返し逆方向に21段の直線の石段、拝殿からさらに7段の石段を登りつめた所に本殿が建てられている。境内入口の石段から祭場広場までは低い石垣囲いがあり、21段の石段も含めて「末吉宮磴道」と呼ばれている。この磴道は、すべて琉球石灰岩の切石を用いて築かれている。本殿は1936(昭和11)年に国宝指定を受けたが戦災で失われ、1972(昭和47)年に復元された。磴道も戦災を受けて破損したが、本殿復元の前年(1971年)に修復された。 - 情報引用元
- 那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会