観光スポット

長虹堤跡

ストリート歴史

「遠望すれば長虹のごとし」と謳われた1kmに及ぶ海中道路。

基本情報

フリガナ
チョウコウテイアト
所在地
900-0012 沖縄県那覇市泊1-9-1 付近
営業時間
特になし
休日
特になし
料金
無料
駐車場
なし
アクセス
モノレール美栄橋駅を降りた広場近く

付随情報

学術的詳細
長虹堤は、首里・那覇の往来の便のため、1451年に築造された那覇と安里を結ぶ約1kmの浮道(海中道路)である。
那覇は海に浮かぶ「浮島」であったため、長虹堤築造以前、中国皇帝の使者冊封使来琉の際には、那覇から安里まで小船を並べて橋にしたという。1451年国王尚金福は、国相懐機に命じて、那覇・安里を結ぶ道を造らせた。懐機は、この工事は海が深く波が高いので、神の御加護が必要だと、祭壇を設け二夜三昼祈願した。その結果、水が引き海底が現れたので、人民を動員し、崇元寺橋からイべガマ(久茂地のチンマーサー)に至るまで、石橋七座を設け浮道を完成させたという。1633年来琉の冊封使杜三策の従客胡靖は、この浮道を「遠望すれば長虹のごとし」とうたい、それ以降「長虹堤」と称された。
長虹堤は1451年以降、明治期まで首里・那覇を結ぶ主要道であつたが、1914年首里・那覇間を走る電車の開通(1933年廃止)や、1934年新県道(現国際通り)の開通により、主要道としての地位は低下した。さらに沖縄戦や戦後の都市開発により、現在ではかっての様子を知ることは出来ないが、わすかに長虹堤跡の道が残されている。
情報引用元
案内板より引用