御嶽(土帝君)
歴史
自然崇拝、祖先崇拝が基本の沖縄であるが、そのほかにも中国や日本から様々な神様・仏様・信仰が伝わっている。ここは祠の中に中国の土地の神様「土帝君」の像が祀られているのが見られる数少ない場所のひとつ。
基本情報
- フリガナ
- ウタキ(トーティークー)
- 所在地
- 902-0075 沖縄県那覇市国場386-1 付近マンションパールヒルの隣
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- 「ゆいレール」安里駅から約2.9km。徒歩約37分。
路線バス6番12番18番などで国場バス停下車約3分。
付随情報
- 学術的詳細
- 県道46号から路地の坂を上がった右手の松の生えた丘のあたりを「寺小毛(ティラグヮーモー)」といい、そこに土帝君が祀られた半球状の石積の祠がある。シーサーも置かれている。久米村の国場殿内(コクバドゥンチ)から拝領された金の仏様が祀られていたのが、いつの間にか赤瓦の像になってしまったそうだ。さらに顔が壊れ、コンクリートで補修された像が祠を覗くと見られる。土帝君は16世紀頃に中国から伝わったが、国場では土地の神様というだけでなく、農業・漁業・悪魔祓いの神様として崇められている。旧暦2月2日にお祭りがある。火の神の祠と香炉も近くに置かれている。2003年に整備された。
- 情報引用元
- 歴史散歩マップかいせつ編 現場の案内板 国場誌