(玉陵)玉陵碑
世界遺産史跡歴史
尚家の陵墓である玉陵の中庭にある。1501年に中国産の輝緑岩(きりょくがん)で作られた石碑。碑文には尚真王の長男である尚維衡(いこう)と次男の尚朝栄(ちょうえい)を除く6人と尚真王、尚円(しょうえん)王妃、尚円長女を加えた9人とその子孫は永久にこの陵墓に葬られるべきであると記し、もしこのことに背く者があったら、「天に仰ぎ地に伏してたたるべし」と書いてある。
基本情報
- フリガナ
- タマウドゥンヒ
- 所在地
- 903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-3
- 電話番号
- 098-885-2861 玉陵管理事務所
- 営業時間
- 観覧時間:9時~18時
(入場締切 17時30分) - 休日
- なし
- 料金
- 観覧料金:
大人300円(団体240円)
子供150円(団体120円)※中学生以下。
保護者が同伴する小学校未就学児は無料。 - 駐車場
- なし
- アクセス
- 首里城公園レストセンター道向かい。
首里城公園内を走る寒川通りを首里城前交差点より西向け約150m左手。 - URL
- http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/kyouikubunkazai/bunkazai/
付随情報
- 学術的詳細
- 文化財(県指定美術工芸品)指定年月日:昭和33年1月29日
「尚家の陵墓に刻まれた王家内の勢力争い」
尚家の陵墓である玉陵の中庭にある。1501年に中国産の輝緑岩(きりょくがん)で作られた石碑。尚真(しょうしん)王には、妃と夫人の間に7男1女もうけたが、碑文には長男である尚維衡(いこう)と次男の尚朝栄(ちょうえい)を除く6人と尚真王、尚円(しょうえん)王妃、尚円長女を加えた9人とその子孫は永久にこの陵墓に葬られるべきであると記し、もしこのことに背く者があったら「天に仰ぎ地に伏してたたるべし」と書いてある。これは王家内に勢力争いがあり、長男と次男が廃されたことを表していると考えられる。現存する仮名書き碑文としては最も古いものの一つで、碑面の模様や文字などの彫刻技法とともに歴史資料として評価も高い。 - 情報引用元
- 那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会