小禄間切番所跡
歴史
琉球王国時代から1907年(明治40)にかけての行政単位である小禄間切の行政を管轄した番所(役所)跡。
基本情報
- フリガナ
- オロクマギリバンジョアト
- 所在地
- 901-0152 沖縄県那覇市小禄42 付近
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- ゆいレール小禄駅下車徒歩約11分
付随情報
- 学術的詳細
- 琉球王国時代から1907年(明治40)にかけての行政単位である小禄間切の行政を管轄した番所(役所)跡。
1673年、真和志(まわし)間切の小禄(おろく)・金城(かなぐすく)・儀間(ぎま)村、豊見城間切の大嶺(おおみね)・当間(とうま)・安次嶺(あしみね)・赤嶺(あかみね)・宇栄原(うえばる)・高良(たから)・ ぐし(上に双、下に牛を書いた方言字) 宮城(ぐしみやぐすく)・具志(ぐし)村の11ヵ村を割いて新たに小禄間切番所が設置された。
間切番所は、小禄村に置かれ、地頭代(ジトゥーデー)以下の間切役人が、村々の耕作状況や年貢収納などの監督・指導を行った。
1879年(明治12)の沖縄県設置後、1899年(明治32)の沖縄県間切島吏員規定(おきなわけんまぎりしまりいんきてい)により番所は役場、間切役人は間切長・書記などと改称され、さらに1908年(明治41)の沖縄県及島嶼町村制(おきなわけんおよびとうしょちょうそんせい)により、間切は町村(ちょうそん)、村(むら)は字(あざ)となり、小禄間切は小禄村となった。
小禄間切番所はその後も間切役場・村役場庁舎として使用されていたが、1912(大正元)11月安次嶺へ移転。沖縄戦後は高良に新築され、1953年(昭和28)那覇市との合併で那覇市小禄支所庁舎となった。 - 情報引用元
- 那覇市歴史博物館