観光スポット

ヒジ川ビラ

史跡自然

王府時代、首里から南の島尻へ延びる道は3通りあり、そのひとつがこの道。御茶屋御殿(ウチャヤウドゥン)(別称東苑)に連なる雨乞嶽のがけ下から、ヒジ川橋を経て識名馬場(しきなばば)の東を通り、首里金城町石畳道から延びる真珠道(まだまみち)に出会い、識名園(別称南苑)に至る環状線の一部にもなっていた。

基本情報

フリガナ
ヒジガービラ
所在地
903-0814 沖縄県那覇市首里崎山町4 付近
電話番号
098-917-3501 那覇市文化財課
営業時間
特になし
休日
特になし
料金
無料
駐車場
なし
アクセス
農業試験場前バス停より首里金城町側に徒歩3分で右側に案内石碑と登り階段がある。

付随情報

学術的詳細
文化財(市指定史跡)指定年月日:昭和54年12月7日
「ヒジ川」の名は、坂の西にある古い井戸の名によるもので、その井戸の水がひげのように流れ落ちるので、そう呼ぶようになったと伝えられている。造られたのは16~17世紀と考えられ、台地の谷間の傾斜に巧みに勾配を付け、道の両脇にはその地形に合わせて石垣や土留(ドド)めの石積みが造られている。さらに戦前まで道の両側には松並木が続き、周囲の景観とよく調和するように配慮された道だった。道幅は1.8~2.3mで、現在は南半分の約145mが残っており、この内の約110mが昔の姿を特によく残している。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会