島尻郡役所跡
歴史
1896年(明治29)に設置された島尻郡の行政を管轄した役所跡。
基本情報
- フリガナ
- シマジリグンヤクショアト
- 所在地
- 900-0032 沖縄県那覇市松山2-27-1 付近沖縄銀行若松支店前
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- モノレール美栄橋駅下車徒歩10分
付随情報
- 学術的詳細
- 1896年(明治29)に設置された島尻郡の行政を管轄した役所跡。
1879年(明治12)の沖縄県設置の翌年、島尻地方15間切(まぎり)の行政事務を監督・指導するため東風平間切番所内に島尻役所が置かれた。島尻役所は1886年(明治19)に那覇区東町の那覇区役所内に併設されて後、1896年(明治29)に施行された2区5郡制(那覇・首里(しゅり)区、島尻・中頭(なかがみ)・国頭(くにがみ)・宮古・八重山郡)により島尻郡役所と改称し、15間切の他に久米島、伊平屋諸島など本島周辺離島をもその管轄とした。
1912年(明治45)7月に郡役所を若狭町(現那覇市若狭)に新築・移転。行政事務や郡道工事等の他に、島尻郡内で徴兵された青年達の合同団結式を行うなど、那覇での拠点となった。
1926年(大正15)6月に郡制廃止に伴い、島尻郡役所は廃され、庁舎も解体・撤去された。
1934年(昭和9)島尻郡役所跡に開洋会館が建てられ、海外移民の渡航相談や宿泊所となっていたが、1944年(昭和19)の10・10空襲で焼失した。 - 情報引用元
- 那覇市歴史博物館