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国学首里聖廟石垣

史跡歴史

この石垣は、龍潭(りゅうたん)南東側の池の側にある。造られた頃の形をよく残しており、当時の石積みの技術や首里城周辺の歴史的環境を知るうえで貴重な遺跡として県の史跡に指定されている。

基本情報

フリガナ
コクガクシュリセイビョウイシガキ
所在地
903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町1-4 付近
電話番号
098-866-2731 沖縄県教育庁文化財課
営業時間
特になし
休日
特になし
料金
無料
駐車場
なし
アクセス
龍潭通り、沖縄県立芸術大学音楽棟近く

付随情報

学術的詳細
文化財(県指定史跡) 指定年月日:平成5年6月11日
この石垣は、龍潭(りゅうたん)南東側の池の側にある。国学(こくがく)が1801(尚温7)年に、国学に付設した首里聖廟(しゅりせいびょう)が1837(尚育3)年に龍潭側の今の場所に建てられたことが『球陽』に書かれている。この石垣は、国学・首里聖廟の西側石垣の一部で、長さが約56m、高さが表側(龍潭側)で約3m、天端(石垣の上面部分)は丸くなっており、石垣の表側の上半分の表面には漆喰が塗られている。石垣周辺の発掘調査によって、石敷きの一部、排水施設などのほかに、16~19世紀前半の有田系の碗・皿・瓶、中国製の陶磁器が見つかっている。石垣の前の広場は、琉球王国時代に冊封使のために催された「重陽(ちょうよう)の宴」(旧暦9月9日)の宴席が設置された場所である。この石垣は、造られた頃の形をよく残しており、当時の石積みの技術や首里城周辺の歴史的環境を知るうえで貴重な遺跡として県の史跡に指定されている。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会