天王寺跡
歴史神社仏閣
琉球王国時代の臨済宗の寺院跡。
基本情報
- フリガナ
- テンノウジアト
- 所在地
- 903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町2-18 付近日本キリスト教団首里教会入り口横
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- ゆいレール首里駅より徒歩5分。日本キリスト教団首里教会入り口横。
付随情報
- 学術的詳細
- 琉球王国時代の臨済宗の寺院跡。
第二尚氏王統の始祖尚円が成化年間(1465~1487)に創建したといわれ、尚円が王位に就く前の邸宅で第三代国王尚真の生誕地とされる。後に国王は円覚寺、王妃は天王寺、未婚の王子・王妃は天界寺に祀られたことから、円覚寺(えんかくじ)・天界寺とともに三ヵ寺と称される尚家菩提寺(ぼだいじ)の一つとなり、国王の元服・即位の際には三ヵ寺を行幸するのが例となった。寺域は700坪近くあり、建善寺(けんぜんじ)・広徳寺(こうとくじ)・蓮華院(れんげいん)などの末寺があった。
1879年(明治12)の琉球処分後は尚家の私寺となったが、その後払い下げられ、仏像・神位(位牌)・梵鐘などは円覚寺へ移され、本殿である方丈殿は1903年(明治36)に開校した女子実業補習学校(後の島尻女子工業徒弟学校)の校舎として島尻郡小禄間切(現那覇市)に移築された。1933年(昭和8)寺域の西半分(341坪)を日本メソジスト首里教会が購入し、会堂を建立した。沖縄戦(1945年)の後は日本基督教団首里教会として現在に至っている。
現在は、首里教会入口と隣接する民家の後方に天王寺の石垣が残されている。 - 情報引用元
- 那覇市歴史博物館